わざわざ遠出をせずに自宅のお庭で気軽にバーベキューをしたい、と考えている方が増えています。
キャンプに行くよりも簡単に、プライバシーを確保しながらアウトドア気分を楽しめる自宅バーベキューに対応したお庭づくりをしたいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事ではバーベキューが出来るお庭の外構工事のポイントや注意点をご紹介します。
バーベキューに適したお庭づくりのポイント
お庭でバーベキューをすることを想定してエクステリアのプランを立てる時、いくつかのポイントがあります。
快適に自宅バーベキューを楽しむためにも以下のポイントを押さえて庭づくりを計画しましょう。
コンロを置くスペースの確保
バーベキューができる庭づくりの際にはある程度の広さがある空間をつくる必要があります。
バーベキューコンロを置くスペースとテーブルと椅子を置くスペースは確保しておきましょう。
大人4人が座れることを想定すると6畳程度、ゆったりと過ごしたいなら8畳程度のスペースがあると良いでしょう。
バーベキュースペースに適さない床材
バーベキューができるスペースをつくる際には地面の仕上げにも気を付ける必要があります。
土、芝生、木材の地面はバーベキューには向きません。
土は踏んだ時に靴が汚れ、他の場所を歩くとその場所も汚れてしまいます。
芝生はコンロが低い場合に熱で芝生が枯れてしまう可能性がありますので避けた方が無難です。
ウッドデッキは人気の素材ですが、火の粉で焦げてしまったり、油が落ちてシミになってしまうことがありますのであまりおすすめできません。
バーベキュースペースに適した床材
バーベキュースペースにおすすめの素材はブロックタイル、コンクリートタイル、ブロックレンガなど、タイルや舗装材にすると耐火性もあり、バーベキュー後の掃除もしやすくなります。
タイルデッキはデザインも豊富でエクステリアを好みの雰囲気にすることができますので、外構全体の雰囲気に合わせて選ぶと良いでしょう。
お庭に水道があると便利
バーベキューの際には近くに水栓があると便利です。
ちょっと手を洗ったり、洗い物をしたり、汚れた床を洗うことができるため、水栓は設置しておいた方が良いでしょう。
スタンダードな立水栓からキッチンのようなシンクタイプなどさまざまな種類がありますので、使い勝手やスペースから適切なものを選ぶと良いでしょう。
プライバシー保護のための目隠しフェンスがあると快適
近隣からの視線が気になって思う存分楽しめない、という場合には外構を目隠しフェンスで囲って視線を遮ると良いでしょう。
目隠しフェンスがあることでお庭がプライベートな空間になります。
目隠しフェンスは完全に庭を隠してしまうと今度は見通しが悪くなり、防犯面であまりよくありません。
目線を遮りつつ、適度な見通しの良さと高さのフェンスを設置することで、防犯外構としても役立ちます。
パーゴラでおしゃれに日光対策
バーベキュースペースの日よけにパーゴラを設置しておしゃれに演出することもできます。
パーゴラ単体では日差しを遮ることはできませんので、つる性の植物を絡めたり、布を張って屋根をつくると日よけとして機能します。
パーゴラの設置が難しい場合はタープなどを使えばスペースを取られずに紫外線をカットすることができます。
菜園スペースがあるとさらに楽しめる
お庭に菜園スペースを作っておくと、栽培した野菜を使ってバーベキューを楽しむことができます。
野菜を育てる楽しみもあり、おうち時間がより充実することでしょう。
野菜のほか、ハーブなどを栽培してスパイスとして利用したり、お花と一緒に植えてポタジェとして楽しむこともできます。
自宅の庭でバーベキューをするときの注意点
お庭でバーベキューをする際にはいくつか注意しておきたい点があります。
自宅バーベキューを楽しむために注意点はしっかりと守るようにしましょう。
煙やニオイが近隣の迷惑にならないようにする
住宅街でバーベキューを行う際は、火の扱いに注意するだけでなく、近隣への配慮も大切なことです。
特に煙とニオイは苦情になりやすいので注意しましょう。
煙のニオイはカーテンや洋服など、布に付くと落ちにくいのが特徴です。
近所の家の洗濯物に煙がつくと、バーベキューのニオイが洗った洗濯物に付き、不快な思いをしてしまうことがあります。
ニオイは20メートルあればぎりぎりつかないとも言われていますが、風向きによっては50メートル以上届く場合や、近所の家の中に匂いが入り込むことがあります。
トラブルを防ぐ為には煙が出にくい無煙コンロがおすすめです。
また、備長炭やオガ炭といった煙の出にくい炭を選ぶようにしましょう。
話し声や騒音に注意する
お肉を焼いたりお酒を飲んだりしているといつの間にか話し声も大きくなっているものです。
また、自分たちはそこまで大きな音を立てていないと思っていても、静かな住宅街では騒音として響いている場合もあります。
気を付けているつもりでも近所迷惑になっている可能性がありますので、バーベキューをするときはいつも以上に音には気を付けましょう。
常識的な時間に終了する
住宅街など、周辺に家がある場所でバーベキューをするときには、終了時間も考慮して始める時間を決めるようにしましょう。
開始時間が夕方だと気づいたら夜遅くになっていることも多く、近隣住民に迷惑がかかります。
できれば昼の早い時間から始めて夕方までに終わらせれば近所の方のストレスも少なく済みます。
事前に近所に声をかけておく
バーベキューをするときは、事前に近所の住民に声をかけておきましょう。
事前にバーベキューをすることを伝えておくと、後々のトラブルを防ぐことができます。
バーベキュー後もフォローをしておくなど、近隣への配慮をしっかりと行っておけば、その後も近所づきあいも良好な関係を築けるでしょう。
バーベキューができるお庭づくりは外構工事業者に相談するのがおすすめ
自宅での時間をより一層楽しいものにするバーベキューですが、ある程度バーベキューに適したお庭づくりをしておくことが大切です。
もし、お庭でのバーベキューを想定している場合は、外構工事の専門業者に相談すると、便利に自宅バーベキューが楽しめてご家族のニーズにピッタリのお庭を造ることができます。
外構リフォームや新築を検討している場合は、一度外構工事業者に問い合わせて見積もりを取ってみると良いでしょう。