外構工事で目隠しフェンスを設置すると外からの視線を遮り、プライバシーが守られて安心して生活できます。
このページでは外構工事で目隠しフェンスを設置するメリットとデメリット、目隠しフェンスの素材やフェンスの格子の選び方などについて解説します。
外構工事で目隠しフェンスを設置するメリット
プライバシーを保護できる
目隠しフェンスで外からの視線を遮ることでプライバシーを確保できます。
大きな窓があるリビングなど開放感のある住まいでは、外からの視線が気になる場合もあるため、目隠しフェンスがあると視線を気にせず過ごせるようになります。
防犯効果がある
不審者は乗り越えるのに時間がかかる高さのあるフェンスがあると侵入が難しくなります。
また、家のなかの様子が見えにくい目隠しフェンスは、在宅なのか留守なのか判断しにくくなる効果が期待できます。
目隠しフェンスを設置することで、不審者に侵入を諦めさせる防犯性の高い家にできます。
外構の雰囲気を変えられる
目隠しフェンスはデザインによりエクステリアや建物をおしゃれに演出する効果があります。
素材により住宅の雰囲気を変えることも可能ですので、外構工事業者とデザインをシミュレーションして決めると家の印象をアップできます。
敷地の境界線が明確になる
フェンスを設置することで隣の敷地との境界線を明確にできます。
敷地の境界線は境界石やコンクリート標を設置して目印にできますが、これだけでは分かりにくいこともあります。
フェンスを設置して境界線を明らかにしておけば、無用なトラブルを防げます。
外構工事で目隠しフェンスを設置するデメリット
日当たりが悪くなる
目隠しフェンスは方角やフェンスの高さ、格子の間隔によっては日当たりが悪くなる可能性があります。
外からの視界を遮りつつ、必要な光を取り入れられるようにフェンス選びは十分に検討する必要があります。
風通しが悪くなる
目隠し機能を重視して隙間が少ないフェンスを張り巡らしてしまうと風通しが悪くなってしまいます。
目隠しをしつつほどよく風が通るフェンスを設置したり、目隠し機能の高いフェンスは一部だけに設置するなどの工夫が必要です。
圧迫感を与える
背が高い目隠しフェンスは場合によっては圧迫感を与える可能性があります。
開放感がないと敷地が狭く見えてしまう場合もありますので注意が必要です。
見通しが悪くなり防犯性が悪くなる
外構フェンスは防犯効果がありますが、見通しが悪くなるとかえって防犯性が悪くなるおそれがありますので注意が必要です。
見通しの悪いフェンスは一度侵入されると今度は不審者にとって隠れやすくなってしまいます。
防犯性の高い外構は見通しの良さも重要です。
防犯面については外構工事業者に相談しながら決めると安心です。
目隠しフェンスの素材
目隠しフェンスにはさまざまな素材があり、素材によって特徴や雰囲気が異なります。
代表的な目隠しフェンスの素材には次のようなものがあります。
アルミ製フェンス
アルミ製のフェンスは外構フェンスで最もスタンダードな素材です。
強度と耐久性が高く、デザインやカラーのバリエーションが豊富にあります。
スタイリッシュで現代的な外構に仕上げられるのが特徴です。
スチール製フェンス
スチール製フェンスは、スチールが網目状になったシンプルなデザインのフェンスです。
設置費用も安く、見通しが良いため、通気性と開放感があります。
ただし、目隠し効果はあまりありませんので、主に境界線や防犯の目的で利用されるのが一般的です。
木製フェンス
木製フェンスはウッドフェンスとも呼ばれ、天然の木材で作ったフェンスです。
温かみのあるナチュラルな風合いで、植物との相性が良いため、お庭をナチュラルに演出したい方に向いています。
ただ、木製フェンスは腐食しやすいため長持ちさせるためにはフェンスにトップコートなどを塗装して対策すると長持ちします。
樹脂製フェンス
樹脂製フェンスは、見た目は天然木のような風合いでありながら水に強く腐食しにくいという特徴があります。
また、木材のようなひび割れや反り、変色、苔の発生が起こりにくく、天然木に比べてお手入れが楽というメリットもあります。
ほかのフェンスに比べてコストが高くなる傾向があるため、部分的にデザインとして取り入れるのがおすすめです。
目隠しフェンスの高さ制限
目隠しフェンスは高ければ良いというわけではなく、法律で高さ制限が設けられています。
目隠しフェンスの高さの上限
目隠しフェンスは建築基準法で高さ制限が設けられており、制限を超えた高さのフェンスは設置できません。
高さの上限は、ブロック+目隠しフェンスで2.2mです。
一般的な目隠しフェンスの高さ
一般的な目隠しフェンスの高さは地面から180～200cmとされています。
これは人の目を遮ることが可能な高さがおよそ180cmと言われているためです。
フェンスの縦格子と横格子の目隠し効果の違い
外構工事でフェンスを設置する際、縦格子と横格子で迷われる方も多くいます。
フェンスは縦格子と横格子で雰囲気はもちろん、目隠し効果も異なります。
縦格子フェンス
縦格子フェンスはクールでモダンな引き締まった印象になります。
正面から見ると隙間があるように見えますが斜めからの視線を遮るのが得意で、動いているものからの目隠し効果があります。
つまり、歩行者や車からの目隠しには縦格子が最適です。
家のすぐ前に人通りの多い道路がある場合は縦格子がおすすめです。
横格子フェンス
横格子フェンスは横に伸びている印象を与えるため、お庭が広くなったような印象を与えます。
また、カジュアルな雰囲気の住宅にマッチします。
横格子は決まった場所や高さからの目隠しが得意です。
正面、斜めどちらでも同じ高さの目隠し効果は変わりません。
お隣の敷地やお庭からの目線を隠したい場合には横格子がおすすめです。
フェンスの設置は外構工事業者に相談すると安心
外構工事で目隠しフェンスを設置するとさまざまなメリットがあります。
設置の際は外構工事の専門業者に相談しながら決めると、一定のデメリットを避けながら要望に沿ったフェンスが設置できます。
目隠しフェンスの設置を検討していて、どのようなフェンスを選べば良いか迷っている場合は、一度外構工事の専門業者に相談してみると自宅にぴったりのフェンスをスムーズに探せます。